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内服薬(サノレックス)でメディカルダイエット

「サノレックス」というお薬があります。

メディカルダイエット(医療機関で医師の指導のもとに行うダイエット)の際に、よく使用される内服薬です。

食欲を抑制する効果があり、体重が増えてきたなーというときに、私も利用することがあります。その効果は強力か?というと、どうも個人差があるようで、この薬は私の食欲には勝てない、と、不敵な微笑みを浮かべながら勝利宣言(?)をする知り合いもいますので、効果を感じない人も中にはいるようです。

ただし「飲んでもふつうに食べられるよ?」というのは、薬の使用の仕方を誤っている人の意見です。

サノレックスは服用しても食べられなくなる、というほどの効果はなく、私自身、服用していても目の前にケーキを出されれば普通サイズで2分、コージーコーナーサイズで3分で完食できてしまいます。しかし一方で目の前に食べ物がなければ、あえて「何か食べたい」という気持ちにはなりません。診察の合間にチョコレートを求め、人目を気にしながらクリニックのキッチンに忍び込むことも、夜中にお腹が空いて眠れず、テレビを見ながらチーズやクラッカーを爆食いして後悔しながら眠りなおすことも 激減します。

サノレックスの上手な利用の仕方としては、基本的には食事や運動によるダイエットを行うのだけど、その補助として服用する、というようにするのが最も結果につながると思います。食事量を減らしたり運動量を上げるとどうしてもおなかが空いてしまいますが、服用しているとこのストレスが減りますのでダイエットに成功しやすくなるのです。

裏を返せば、服用する本人のダイエットの決意が弱く、食事量や運動量に注意を払うことができないのに薬だけ服用しても痩せることはできないということです。

上手に使用していただければ、2か月で5kg程度、するするとダイエットに成功してしまう方も実際に多くいらっしゃいます。

服用の方法は朝または昼に1錠内服することからスタートします。1日1回の服用で効果が出ることが多いのですが、効果が見られない場合には服用回数を増やすこともあります。

副作用として、口やのどの渇きが多くみられますが、水を多めに摂取して代謝を活発化させることはダイエットにとって好都合ですので、水分を多くとるようにしましょう。便秘を防ぐことにもつながります。

他の副作用としては、眠りづらくなる、または逆に眠気を感じやすくなるなど睡眠への影響があります。かなりの個人差がありますので、ご自分にどのような影響があるかは、服用してみなければわかりませんが、あまり激烈な症状がでることはありませんのでご安心ください。

また、うつ病の既往のある方、妊娠・授乳中の方は服用することができません。

服用を中止した時のリバウンドですが、経験上そのようなケースは多くなさそうです。多くの患者さんかの声に寄れば「胃が小さくなったのか、服用をやめてもそれほど食べたくならない」とのことです。

2,3か月で耐性ができて効果が薄れてしまいますので、短期集中ダイエットを計画する中で上手に利用していただくのがベストでしょう。

ただし日本人の女性は痩せすぎにも注意が必要。美しく健康的なベスト体重が「自分にとって」何キロなのかをしっかりと判断し、時には周囲の声にも耳を傾けて上手にウエイトコントロールをしましょう。

 

 

 

 

 

2015年6月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : Tsuchiya S

ふるさとまつり東京に行ってきました

母から電話で、「東京ドームで大きいお祭りがやっていて、

「なまはげ」なんかもいるらしいよー」と聞き、昨日仕事が終わってから、

生の「なまはげ」を見せたいと、娘を連れて行ってきました。

 

なまはげは大晦日に秋田県の男鹿市と三種町、潟上市の伝統行事で出てくる

鬼です。

 

私は数年前に秋田料理のお店で初めて見ました。

 

大きな鬼が「悪い子いねーかー!」といいながら、大人でも怖いと思うくらいの

大迫力で赤ちゃんや子供たちにせまり、大泣きさせ、

出会う子供に押しなべて「正しく生きていこう」と決意させるすごい鬼です。笑

 

スマホアプリの「鬼から電話」を使っての子育てにはブーイングが多い

ようですが、私自身は鬼や悪魔や妖怪、化け物の存在を怖いと思う心が

「ほんのひと匙」子供の心に刻まれることは、

神秘に遭遇した時に健全な畏怖の心を持たせ、

人殺しなどの絶対悪に手を染めないストッパーをかける役割を果たす

と信じています。

 

多くの時間を親や保護者に守られ安心して安全に守られて育てられることが

最も大切なのでしょうが、たまには鬼の話も必要です。

無宗教で生きる場合には特に。

・・・たぶんね。

 

ま、正直なところ、なまはげと一緒に住みたいと思うくらい、

娘のわがままが荒れ狂う日もありますけど。

 

 

東京ふるさと祭り

 

東京ドームはすごい人出!

残念ながらなまはげはおらず、私の行った時間には高円寺の方たちの「阿波踊り」をやっていました。

力強くてかっこよくて、楽しかったです。

 

でも鬼はまたの機会に。

ちっ。

 

2015年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : Tsuchiya S

タトゥーの分割切除のメリット・デメリット

「タトゥーを消したい」と考えて来院される患者さんの中には、

事情があって「一刻をあらそう」という方も少なくありません。

 

私としても、できるだけ患者さんの事情や希望をうかがって、

それに合わせた治療法で消したいという気持ちも強いのですが、

一気に消そうとするとそれなりのデメリットを生じることもあります。

 

例えば削皮術では、深くタトゥーがはいっていて深く削らなければ

ならなかった場合に、治癒に時間がかかり、痛みが長引き、また、

肥厚性瘢痕やケロイドを生じやすいという問題があります。

浅く削った場合でも体質によってはケロイドを生じることもあります。

 

切除術では、一気に切除しようとすると傷が必要以上に長くなってしまったり、

切除後に傷にかかる緊張が強く傷が太くなったり、

肥厚性瘢痕、ケロイドを生じることがあります。

 

特に正方形・円形に近いタトゥーでは、一度に切除しようとすると

タトゥーのはいっていないきれいな皮膚を余分に切除することとなり、

私としては大変胸が痛みます。

 

ま、そうはいっても、ご本人が事情があって急いでいて、仕方がない場合には

一気にとらせてもらうんですけどね。(^^;

 

分割切除の症例写真なのですが、例えばこのくらいの肩甲骨部のタトゥー。

症例1 術前

このサイズであれば1回の切除でとることが可能です。

ただし、1回でとろうとすると傷の長さはタトゥーの直径の3倍くらいに!

 

さらに傷跡にかかる緊張が強いために傷が太くなり目立つ可能性が高くなります。

 

「1回でとるの、ヤダナー」と思いながら、一通りご説明した後に恐る恐る「分割切除でもよろしいでしょうか?」と伺って、承諾いただけると心からホッとします。

ほんとに。

 

症例1 1回目手術後

 

1回目手術後のお写真。

それでも多少はタトゥーの直径より長い傷になります。

これは仕方ないのです。

 

症例1術後

完成形です。

 

 

次は首の後ろ側のタトゥーの方。

症例2 術前

これ、一気に取ろうとすると首の側面近くまでの長さの傷になってしまいます。

 

症例2 1回目手術後下側の文字をまずとらせてもらいました。

完成

3か月後にリボンを切除し、完成です!

 

このように、多少時間をかけることのメリットもありますので、治療法の選択時には目先のことにとらわれず長い目でみて考えていただけるとありがたいなーと思います。

 

一気に切除する場合には、お互いに覚悟して臨みましょうね!

 

タトゥー除去

今年の美容外科学会は東京ドームホテルでした。東京ドームホテル

産休以降、学会に参加する機会が少し減っているので昔の知り合いの先生方に会うとちょっとギクシャクした気持ちになりますが、みなさんあまり変わっておられないので安心、安心。

すっごいお久しぶりなのに、「おー!」なんて言って声をかけてくださる先生がいると一瞬で昔に帰った感じがします。

学会では様々なデモが行われていて、高名な先生が実際に患者さんにヒアルロン酸やレーザーを打っているところが見られたり、またその先生の貴重な経験談も聞けたりと勉強になりました。

 

さて、現在、私の外来にはタトゥーの除去の患者さんも多く見えています。

除去の手段には切除、レーザー、植皮の3つが主にあり、当院では3つ全ての方法での治療が可能なので、患者さんご本人のライフプランやタトゥー自体の状態を確認して施術法を決定しています。

レーザーと手術を組み合わせて治療することもしばしばあります。(手術の回数をへらすために薄い色調の部分はレーザーで消してしまうなど)

タトゥー手術前

この患者さんは1回の切除手術で除去を行いました。

術後3ヶ月の写真です。

手術後綺麗に除去できました。

まだ3ヶ月目なので傷跡は少しピンク色ですが、半年から1年ほどするとさらに白っぽく変化して目立ちづらくなっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タトゥー除去手術 切除縫合は結構きれいになりますよ

赤レンガ倉庫 去年の夏、学会で横浜にいって夜散歩したときに撮った赤レンガ倉庫。 きれいだったです。 とっても。 今年の夏もいいことあるかなー。       さて、この1年間、たくさんのタトゥー除去の患者さんが見えました。 1年前の外来の立ち上げからまもなくして、口コミ広場というサイトに 「やらせなし」の口コミを治療された患者さんに書いてもらうにしたのですが、 正直なところ「口コミレポートが届きました」という案内メールが届くたびに、毎回毎回内容をみるまでドキドキしていました。   幸い好意的なコメントを書いてくださる方が多く、現在口コミランキングは全国1位です。     手術にトラブルはつきもので、交通事故のようにどれだけ気を付けていても起こりうるものなのですが、現時点ではトラブルも1件もなく1年を過ごせました。   よかったよかった。    

  タトゥー除去で、実際に行っている治療は手術とレーザーですが、大体6:4くらいで手術の方が多くいらっしゃいます。 手術の方が早くとれるし何度も通わなくてよいので好まれるようです。 この写真の方くらいの大きさの場合は、1回の手術でタトゥーを除去できますので断然手術のほうがよいです。 タトゥー術前写真   術後   施術後3か月ではまだ傷がすこしピンク色ですけど、この色は1年くらいするとお肌の色にかなり近づいてより目立たなくなっていきます。 大きさやタトゥーの位置によってはレーザーのほうがよい場合もあります。 皮膚移植をすることもあります。   無料カウンセリングではそれぞれの長所短所をお話ししながら、個人個人のタトゥーや生活上の条件に合うものを考えさせてもらっています。